1000円以内で作る empty entity (デモ + まとめ)

デモ

いきなり動画.
しかしよく考えてみたら,「肉眼では見えませんが,カメラには映ります」っていうネタを,カメラを使って表現するのって,無謀すぎやしませんかと.(汗

まとめ

今回は,作品に感動したというよりは*1,娘の誕生日に向けたメッセージという動機が強かった.工作時間も正味4時間くらいしかなく,いつも以上に雑になってしまった.反省.


「高度に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」ってよく言われるけれど,その事実に直面したときに,大人たちはいくつかの立場に分かれると思う.

  • 科学技術万能主義に立ち,闇雲に魔法を否定する
  • 科学技術で概ね説明がつくけれど,現時点で魔法(かもしれないもの)が存在すると諦める.
  • 科学技術で概ね説明がつくし,現時点で魔法(かもしれないもの)も解明できると信じ実験を繰り返す.
  • 魔法でも科学技術でもどっちでもいいと考え,メリットに期待する.

これらは時々対立して宗教戦争なようなものを起こしたりする.しかし,どれかが絶対正義というわけでもなく,それぞれが適度にブレンドされていないと,社会は成り立たないものなのかもしれない.


未曽有の震災があり原子力災害があり,これから大人になる子供たちは,どんな立場が自分に合っているかを,大人たちが経験した以上に意識するのだろうと思う.
だから,今回の工作は,ネタバラシをしないように心がけた.このグリーティングボードをプレゼントする次女にも,仕組みは教えない.仕組みを考えろとも言わない. この"魔法かもしれない"工作を見て,彼女はどんな立場を選ぶのか.
考えるきっかけとしてのボードを,父からの,今年の誕生日ブレゼントとしたい.

*1:いや,作品そのものは感動しますし体験に値します.私の工作バイオリズムと観覧時期とが噛み合わたかっただけです.念のため