研磨,完成

前回からずいぶんと時間が経ってしまった.

父親が呆けている間に,長女は言われたとおり地道に重ね塗りをして最終工程に備えていた様子. 手間かけるのが嫌いな一発芸アッパラパーな私から,かくも地味で真面目な娘が育った理由がよくわからない.…それはさておき.

さて,研磨.
ネイルアートの応用だから…ということで,爪磨きを家内から借りてやってみたのだけれど,これが案外うまくいかない.爪という曲面を磨くことを想定しているからかもしれないし,ネイルアートが想定する以上の厚みで塗っているからかもしれない.この辺りは,ネイルアートのプロにご意見頂く機会があれば嬉しい.

結局のところ,耐水ペーパーという無難な選択が,一番だった.今回は1000番を使った.600番だと粗かった.
耐水ペーパーをびちゃびちゃになるほど濡らし,洗面台の脇に置く.

塗装面を押し付けるようにし,大きく円を描くようにして面を出していく.押す強さは,大学ノートに鉛筆で書いた文字を,砂消しゴムで消すときと同じくらい.

10回くらい円を描いたら,研磨面を指で触って確認する.

途中,なんとなく生乾きのようなベトつき感がある時期があるけれども,不安がらずに磨いていく.

すると,ある瞬間から滑らかさと光沢が出てくる.愛着が生まれる瞬間.(きらきら)

…しかしながらおそらく,この時点でも大きな凹凸は残る.ここで完璧を狙うなら,一度よく乾かして水分を飛ばし,凹んでいるところを再度塗り乾かし研磨しなおし.
でもまあ,これでいいかな? と妥協するのもアリ.全く研磨しない状態からは間違いなくよくなっているはず.

一番大きな面を研磨した後は,コツが掴めているはず. 他の面も自信をもって研磨していく.

完成

これで概ね完成.バラしたなら組み立てる.

「名前入れたいなぁ」とは完成品を見た娘の弁.チップ乗せたりするのも愉しそう.

まとめ.

かなり凝っても500円でお釣りがくる.有機溶剤の取り扱いさえ気を遣えば小学生でも十分にでき,実用になる工作.失敗の可能性は殆ど無い.オススメ.
当日記的には,もっとネイルアートの知識を深め,パスティーシュたるだけの作品を生み出せるよう,精進したい.